保育園・幼稚園-ソリューション

保育園・幼稚園への設置

保育園・幼稚園における防犯カメラによるセキュリティー
保育園や幼稚園におけるセキュリティ対策として防犯カメラの設置を検討する際、多くの方が次のような疑問を抱くかもしれません。「保育園に適した防犯カメラの選び方は?」「監視カメラにはどのような機能が必要か?」
防犯カメラや監視カメラには様々な機能があり、設置場所や目的に応じて適切なカメラを選ぶことが重要です。この記事では、保育園や幼稚園に最適な防犯カメラの選び方や、運営時に注意すべきポイント、適切な設置場所について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

保育園・幼稚園に防犯カメラを設置する理由

犯罪の抑止

防犯カメラの設置により、不審者や犯罪行為の発生を防止することが期待されます。
日本都市計画学会(2009)の調査によれば、拘置所や拘置支所の収容者の多くが、犯行を思いとどまらせる要因として「防犯カメラの存在」を挙げています。これにより、防犯カメラの監視は犯罪抑止の重要な手段であると言えます。
参考:日本都市計画学会「犯罪者の視点から見た防犯環境設計の有効性の検討」

トラブルを未然に防止

防犯カメラの設置により、施設内でのトラブルや事故の発生を未然に防ぐことが期待されます。
施設内での子ども同士の喧嘩や危険な行動を、職員の目が行き届かない場合があります。しかし、防犯カメラにより施設内の状況を監視することで、子どもたちの安全を確保し、重大な事故やトラブルを未然に防ぐことが可能です。また、万が一の事故が発生した場合にも、早期発見が容易になります。

職員の安全確保

防犯カメラの設置は、職員の安全確保に役立ちます。
事故やトラブルの際には、防犯カメラの映像が証拠として利用されることがあります。これにより、正確な状況把握が可能となり、職員の行動が正当であることを証明するのに役立ちます。

保育園・幼稚園に防犯カメラを設置する際の注意点は?

保育園や幼稚園に防犯カメラを設置する際には、プライバシー保護に充分な配慮をすることが重要です。
防犯カメラの映像には個人情報が含まれるため、設置に際しては細心の注意が必要です。設置前には保護者や関係者に対し、詳細な説明を行うことが肝要です。特に、以下の項目について事前に準備を進めることをおすすめします。

項目内容
個人情報を保護する映像には個人情報が含まれる可能性があるため、適切な取り扱いを行うためには、関連する法令を順守することが必要です。
設置場所を選定するプライバシー保護の観点から、撮影範囲を最小限に抑えるようにし、死角を考慮して監視範囲を最適化する必要があります。
通知や同意の取得設置目的や映像の取り扱いに関する事前の通知と説明を行い、同意を得ることが重要です。
スタッフの教育防犯カメラの使用ルールや運用方法について、園内の職員に充分な教育を提供することが必要です。

なお、多くの場合、各市区町村で「防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン」が定められています。これらのガイドラインを順守しつつ、防犯カメラの設置と運用を行いましょう。
参考: 総務省が発行「カメラ画像利活用ガイドブックver1.0」

保育園・幼稚園に導入すべき防犯カメラの機能

保育園や幼稚園に設置する防犯カメラの機能は以下の通りです。

昼夜対応・高解像度の映像昼夜を問わず、高解像度の映像を提供し、顔や物体の識別が容易なカメラです。
広角撮影広い範囲の撮影が可能な広角レンズを使用し、1台のカメラで施設全体を効果的に監視できます。
顔認証人工知能(AI)を用いた技術で、防犯カメラが人の顔を認証し、本人確認を行います。外部からの侵入者を管理するために有用です。
遠隔監視スマートフォンやパソコンからカメラの映像をリアルタイムで確認できるカメラで、事故の早期発見やトラブルの予防に役立ちます。
防塵・防水、耐衝撃性屋外用の防犯カメラとして利用できる防塵・防水、耐衝撃性を備えたカメラは、屋外での使用に適しています。これにより、豪雨や強風などの過酷な環境下でもカメラが正常に機能し、破損や損傷のリスクを軽減します。

設置場所

保育園・幼稚園における防犯カメラを設置する場所は、主に以下の場所です。

防犯カメラ設置ポイント

園の入り口や玄関

外部からの侵入を監視し、不審者の侵入を未然に防ぐために設置されます。万が一の時には迅速な対応が可能です。

園庭・敷地内の主要な通路やエリア

敷地全体の監視性を高め、施設内外の安全を確保するために設置されます。ネットワークに接続されたカメラであれば、遠隔から映像を確認することができます。

教室・保育室

子供たちの安全を確保するために、教室や保育室にも設置されます。事故やトラブルが発生した際には、正確な状況把握や職員の行動確認に役立ちます。

また、駐車場や駐輪場にも防犯カメラを設置することで、車上荒らしや盗難の抑止効果を高めることができます。

保育園・幼稚園のAIカメラの活用ポイント

AIカメラは、幼稚園や保育園での犯罪抑止やトラブル予防、入退園管理の効率化に貢献します。以下に、その活用方法を紹介します。

光と音で不審者を撃退 AI搭載防犯カメラシステム

休日や夜間のセキュリティシステム

AIカメラは24時間監視が可能であり、夜間や休日でも安心して利用できます。
昼間は「入退園の確認」「子供たちの見守り」「職員の安全確保」に活用し、夜間は園内の「セキュリティーシステム」として機能します。防犯カメラの映像はリアルタイムにスマートフォンで確認でき、警告や通知も可能です。
ユナイトベイスの製品は、セキュリティーのセット・解除をスマートフォンからワンタッチで行えます。

オート警備システム

AIカメラは、人や車両を検知して光や音で自動的に警告を発するシステムです。 以下に、保育園での自動警告機能の活用事例を紹介します。

顔認証

入退室管理における顔認証技術 保育園の入口や玄関に顔認証システムを導入することで、入退園管理の効率化とセキュリティの向上が実現できます。
職員や保護者の顔を事前に登録し、入園時や退園時にシステムを利用することで、入退室の管理がスムーズに行えます。登録された顔のみが入室を許可し、未登録者の検知時には警告を発することも可能です。また、電気錠システムとの連携により、ハンズフリーでの入室も実現できます。